海外移住

身内の不幸、海外に住むということ

身内の不幸

家族から遠く離れた海外で生きていくには、いろいろと覚悟が必要です。

その理由の一つに、身内の死に目に会えない可能性があるということがあげられます。

この記事では、私の経験をお話ししたいと思います。

海外に出る前に、万が一のことがあった場合にどうするか、家族としっかりと話をすることをお勧めします。

身内の不幸

身内の不幸自分自身が歳をとるのですから、両親や祖父母が歳をとるのも当然です。

いつかは必ずやってくる別れ。

私がその別れを初めて経験したのは、日本を離れてから約二年経った頃でした。

祖父との別れ

ヘビースモーカーだった祖父。

タバコは苦手な私ですが、なぜか祖父のタバコの匂いだけは気にならず、むしろ心地よく感じたことを覚えています。

祖父の具合が悪いという連絡をもらい、仕事を休み緊急一時帰国。

理解のある上司だったのですぐに帰ることができ、亡くなる直前の数日間、祖父の顔を見ることができました。

オーストラリアに戻らなければならない私に、別れ際、包帯をグルグルに巻かれた手で「バイバイ」と手を振ってくれた姿は10年以上経った今も脳裏に焼き付いて離れません。

「もう会えるのは最後かもしれない。でも、そうでないことを願いたい。」と後ろ髪引かれる思いでオーストラリアに帰国。

その二日後の深夜、電話の着信音が鳴り響いた瞬間に祖父が亡くなったと感じ、大粒の涙がこぼれました。

家族がすぐに祖父の元に駆けつける中、オーストラリアを出るのに数日間かかった私。

翌日、いつも通りの日常の風景を目の当たりにして、心が張り裂けそうになったのを覚えています。

「海外で暮らす」という自分が下した決断の重さを思い知らされたのはこの時でした。

祖母との別れ

大好きな祖母との別れも経験しました。

入院したと聞いて、急いで休みを取って日本に一時帰国。

まさか亡くなってしまうとは思わず、黒い洋服を一着も持って行かなかった私。

祖母の顔を見た時に、もしかしたら今回が最後かもしれないと感じ、食事が喉を通らない日々を過ごしました。

病院のベッドの横に座って、祖母と過ごした最後の一週間。

いつか別れの日が訪れるとは分かってはいましたが、実際にその時が近づいてくるとどうしていいか分からず戸惑うばかりでした。

容体が悪化し、夜明け前に旅立って行った祖母。

病院からかかってきた電話で飛び起きた家族と一緒に走って駆けつけると、そのまま眠るように亡くなりました。

祖母が旅立って四年以上経つ今も、何かいいことがあると「祖母に伝えたかったな。」と思う自分がいます。

結婚して子供がいる姿を見せられなかったというのが一番の心残り。

時間が経つほど、私にとって祖母の存在がどれだけ大きいものだったのか改めて感じさせられています。

そして私自身、将来誰かにそんな風に思われることができるだろうかと、子供が産まれた今考えることがあります。

後悔しない人生を送るために

身内の不幸祖父母との別れを経験した際、海外永住という自分の決断は間違っていなかっただろうかと深く考えさせられました。

そして、「私は本当にオーストラリアで生きていきたいのか?」と何度も自分に問いました。

家族から離れて海外に住むということの重大さは、自分勝手に日本を飛び出した当時20代前半だった私には想像しなかったこと。

でも、こうした経験を通して、自分がどこで生きていきたいのかということをしっかりと考えることができたのも事実です。

一度きりの人生。

いつ何があっても後悔しないように、しっかりと、そして丁寧に生きていくことの大切さを日々感じています。

海外移住をおすすめする理由
私が海外移住をおすすめする理由「なぜ、まだ若いうちに生まれ育った国を離れて一人で海外移住をしたのか?」 オーストラリアに来てから数え切れないほど聞かれた、そして...

最後に

備えあれば憂いなし。

現在海外に住まれている方は、何かあった時にいつでも日本に帰国できるよう、日頃から以下のことを確認しておきましょう。

  • パスポートの有効期限
  • ビザの有効期限
  • 緊急の時に使えるお金
  • 日本の家族の連絡先
  • 仕事場や学校の連絡先

万が一のことがあった時にどうするか、日本にいる家族と話をしておくことも大切です。

最後までありがとうございました。
この記事が「役立ったよ」という方は応援クリックお願いします!
にほんブログ村 海外生活ブログへ