これまでに、オーストラリアでバイト・仕事探しをしよう(前編)とオーストラリアでバイト・仕事探しをしよう(後編)において、オーストラリアで仕事を探す方法についてお話ししてきました。
応募したい仕事を見つけたら、必要なのは英語のレジュメ!
しかし、英語のレジュメは日本語の履歴書のように決まった形式がないので、どのように書いたらいいのか戸惑う人も多いと思います。
今回は、英語のレジュメの書き方を説明していきたいと思います。

英語のレジュメの書き方
英語のレジュメを書く時のポイントは「自分を売り込む」ということです。
募集要項には、仕事の内容やそのポジションにどのような経験や能力が求められるのか記載されています。
自分のスキルや職歴が応募する仕事に合っているということをアピールできるレジュメを書いて、応募先の会社の採用担当者に「この候補者に会ってみたい!」と思わせることが重要です。
そして、長くてもA4用紙で二枚以内にまとめて、見やすく簡潔に書くことが大切です。

英語のレジュメサンプル
英語のレジュメのサンプルになります。

英語のレジュメに記載する項目
それでは、レジュメに記載する必要のある項目をひとつずつ見ていきましょう。
Personal details(個人情報)

- Name(氏名)
- Mobile number(携帯番号)
- Email address(メールアドレス)
- Address(住所)
自分の好きなものや、かわいい英単語などから作ったメールアドレスを使うのは控えて、シンプルに自分の名前でgmail addressを作ることお勧めします。
その方がプロフェッショナルな印象を与えることができます。
メールアドレスと電話番号が書いてあれば問題ないので、私は住所は書いていませんが、書く人も多いと思います。
Profile(プロフィール)& Highlight of professional experience(これまでの職歴のハイライト)

プロフィールでは、自分の能力や達成してきたことを簡潔な文章にします。
これまでの職歴におけるハイライトでは、これまで仕事を通して達成してきた重要なポイントを箇条書きでまとめます。
Employment history(職歴)

- Date of employment(在籍年月)
- Job title(職種名)
- Company name(勤務先名)
- Location(勤務地)
- Job responsibilities(職務内容)& Key achievement(主な業績)
日本の履歴書は古い職歴から記載しますが、英語のレジュメの場合は逆になり、直近の仕事から記載します。
職務内容や業績を書く際には、以下のような動作動詞(Action Verb)を使うと効果的にアピールができますよ。
- Accomplished/Achieved (達成した)
- Assisted(手助けをした)
- Coordinated(調整した)
- Demonstrated(実証した)
- Developed(発展させた)
- Improved(向上させた)
- Led(率いた)
- Managed(管理した)
- Organised (計画した)
- Solved (解決した)
- Supervised(監督した)
- Trained(教育した)
また、数字で結果を表せる業種の場合は、できるだけ具体的な数字をあげて職務や業績を記載するようにしましょう。
Additional work experience(職場体験)
ボランティア活動など、応募する仕事に関係のある活動をしてきた場合は全て記載することをお勧めします。
応募する業種において経験がなくても、職場体験やボランティアをしてレジュメに記載することで、やる気をアピールすることができますよ。
Education & Qualifications(学歴と資格)

- Graduation year(卒業年月)
- Type of degree(学位)
- Name of school(学校名)
- School location(学校の所在地)
小学校や中学校は書かなくても問題ありません。
日本での最終学歴以外にも語学学校や専門学校、短期コースなどで学んだ場合は記載することをお勧めします。
Additional information(追加情報)

- Visa status(ビザの種類)
- Computer skills(パソコンのスキル)
- Language skills (語学のスキル)
- Referees details(推薦者の詳細)
推薦者は、現在働いている職場の上司や過去の職場の上司にお願いするのが一般的です。
まだ働いたことのない人は、学校の先生にお願いするということも可能です。
自分の能力についてポジティブな証言をしてくれる人を最低でも二名は見つけておきましょう。
推薦者の詳細(名前、役職名、会社名、電話番号、メールアドレス)は、必要であれば面接後に提出を求められます。
レジュメには、「Available on request.」と記載しておけば問題ありません。
推薦者の詳細を提出する際には、推薦してくれる人たちに連絡が来るかもしれないことを事前に知らせておきましょう。
英語のレジュメに必要のない情報
日本の履歴書には当然のように求められる情報でも、英語のレジュメには記載しないものがあります。
仕事に不要な個人情報は書かないようにしましょう。
- 生年月日
- 年齢
- 性別
- 国籍
- 顔写真
- 家族構成(配偶者有無)
- 健康状態
- 通勤時間
- 過去の給与
- 退職理由
- レジュメの作成日
- 署名
最後に
ポイントを押さえて簡潔にレジュメを書くことで、採用担当者の目に止まる英語のレジュメが書けると思います。
また、応募する仕事に応じてレジュメの内容をカスタマイズすることも大切です。
英語のレジュメは自分の能力や経験をアピールするのが目的なので、謙虚にならず、少し大げさかもと思うくらい思い切って自己アピールをしましょう!
提出する前には文法やスペルに誤りがないかしっかりと目を通して確認しましょう。
また、レジュメは「Word」形式で提出しても問題ありませんが、文字化けすることがあるので「PDF」に変換してから提出することをお勧めします。

最後までありがとうございました。
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