面接につながる「英語のレジュメ」の書き方では、英語のレジュメの書き方について詳しく説明しました。
実は、仕事に応募する際はレジュメも大切ですが、一緒に添える英語のカバーレターもレジュメと同様に重要です。
その理由は、通常カバーレターは履歴書よりも先に読まれることが多く、採用担当者に興味を持ってもらえる最初のチャンスだからです。
魅力的な英語のカバーレターを書くことができると「この候補者に会って話してみたい!」と採用担当者に思わせることができ、面接につながりやすくなります。
つまり、手を抜いてしまうと履歴書にさえ目を通してもらえない可能性があるかもしれないのです。
「やっと英語のレジュメが書けたのに他にも書類が必要なの?」と思う人もいるかもしれません。
でも、カバーレターはシンプルな手紙。ステップに沿って書けば大丈夫です。
では、英語でカバーレターを書く手順を見ていきましょう。

英語のカバーレターとは?
カバーレターはレジュメと一緒に提出する書類で、送付状のようなものです。
ただ、日本の送付状とは異なり、英語のカバーレターでは自己アピールをすることが大切になります。
自分がどれだけ魅力的な候補者であるかということを謙遜せずに書きましょう。
また、長く書けばいいというものでもありません。英語のレジュメと同様、英語のカバーレターには決まった書式はありませんが、A4用紙で一枚が一般的です。
仕事に応募する時は、レジュメだけでなくカバーレターも必ず用意しましょう。
レストランやカフェなどのアルバイト(カジュアル)に飛び込みで応募する場合などは、カバーレターはなくて問題ありません。
英語のカバーレターサンプル
英語のカバーレターのサンプルになります。

英語のカバーレターに記載する項目
Personal details(個人情報)

- Mobile number(携帯番号)
- Email address(メールアドレス)
Company details(応募先の会社の詳細)& Date(作成した日付)

- Name of the hiring manager(採用担当者の名前)
- Company name(会社名)
- Address(住所)
- Date(カバーレターを送付する日付)
会社の詳細の後に一行空けて書きます。
採用担当者の名前が分からない場合、「To Whom It May Concern,(ご担当者様へ)」と書くこともできます。
ただ、できれば会社に問い合わせて担当者の名前を確認することをお勧めします。
「本当にこの会社で働きたい!」という仕事への意欲を見せることが重要になってくるからです。
Body of the letter(本文)

本文で書く内容は以下になります。
- 応募する仕事名
- なぜその仕事に応募するのか(志望理由)
- なぜ自分がその仕事に適した人材なのか(自己アピール)
自分のスキルや能力、これまでの経験や実績を踏まえて簡潔に書きます。 - 応募する仕事に対する意欲
Sign off(結びの言葉)& Name and signature(名前と署名)

Sign offは日本の手紙の「敬具」に当たる言葉で、本文から一、二行空けて書きます。
「Yours sincerely,」や「Sincerely,」とするのが一般的です。「心を込めて」という意味で使われます。
また、インターネットの求人サイトやメールで応募する場合は、手書きの署名がなくても問題ありません。
署名をする場合は、カバーレターを印刷して署名をした後にスキャンをすることをお勧めします。
英語のカバーレターのチェックリスト
カバーレターを提出する前に、以下の項目をチェックしましょう。
- 一ページ以内で簡潔に読みやすくまとまっているか。
一番重要なのは、自分がなぜこの仕事に適しているのかを説明することです。関係のないことは書かないようにしましょう。 - 募集要項と自己アピール(自分のスキルや経験)の内容が合っているか。
英語のレジュメと同様、応募する仕事に適したカバーレター作ることが大切です。
一度書いたら使い回すというのではなく、応募する仕事によって内容をカスタマイズしましょう。 - 英語に間違いがないか。
文法やスペルに誤りがないか。
ピリオドの打ち忘れなどがないか。
文頭は大文字になっているか。
同じ単語や表現を繰り返し使用してないか。
また、レジュメと同様「Word」形式で提出することもできますが、文字化けしてしまうことがあるので「PDF」として保存して提出することをお勧めします。
最後に
英語で自己アピール文を書くのは、最初は時間がかかる作業だと思います。
ですが、自分の言葉で書くということはとても大切です。何度も書いているうちに自分のスタイルが見つかってくると思います。
採用担当者の目にとまるような魅力的なカバーレターを作成することで、面接への架け橋になりますよ!

最後までありがとうございました。
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