『赤ちゃんが寝ない・・・』
『どうしたら、寝てくれるようになるのだろう』と悩んでいませんか?
実は、赤ちゃんの睡眠リズムを整えるためにできることがあります。
実際に、子供が産まれるまで子育てについて知識のなかった私も実践して、我が子が七ヶ月頃からまとまって寝てくれるようになりました。
この記事では、赤ちゃんの睡眠リズムを整えるためにできる三つのポイントをご紹介します。
記事を読み終わるまでには、生活に取り入れられるヒントが見つかりますよ。
赤ちゃんのお昼寝の管理をするということ

我が子が生後一ヶ月を迎えた頃。
それまでは昼夜関係なく寝たり起きたりを数時間ごとに繰り返していたのに、日中に起きている時間が長くなったことに気がつきました。
子供が産まれるまで子育てについてほとんど勉強していなかったので、ただ疑問に思っていた私。
赤ちゃんに「寝る」ということを教えなければいけないとは想像もしていませんでした。
その後、生後二ヶ月を過ぎた頃に、友人たちと赤ちゃんを連れて近所のヨガ教室へ。
ママと赤ちゃんのヨガに参加しました。
妊娠中もヨガに通っていたので、自分の子供と一緒に参加できるということをとても楽しみにしていたクラス。
しかし、クラス開始後五分も経たないうちにギャン泣きを始めた我が子。
多くの赤ちゃんがマットの上でニコニコとしている中、抱っこをしても泣き止まず、教室の外であやしながら残りの時間を過ごすことに。
クラス終了後に、一緒に参加した友人に「大丈夫?」と声をかけられても気が気でなく、リラックスどころか変な汗をかいたことを覚えています。
そして「ヨガに来る前にお昼寝させた?」と聞かれたことがきっかけで、赤ちゃんが自分から寝なくても、お昼寝を管理する必要があるということに気がつきました。
赤ちゃんが寝ない時にできること
それからというもの、月年齢の近い赤ちゃんのいる友人たちと情報を交換しながら、いろいろな寝かしつけの方法を試しました。
日本とオーストラリアの違い
日本では一般的な添い寝ですが、オーストラリアでは添い寝が推奨されていません。
理由は乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐためです。
そのため、日本に比べて小さい頃から自分の部屋のベビーベッドで一人で寝る赤ちゃんが多いです(住宅事情にもよります)。
そして、赤ちゃんと別の部屋でも心配しないで眠れるように、ベビーモニターを使うママやパパもいるよう。
私の家では、夜中の授乳のたびに部屋の間を移動するのは大変なので、子供部屋にベビーベッド(新生児の頃はバシネット)と大人用のベッドを隣り合わせにして置いていました。
そして、夜まとまって寝てくれるようになるまでは、私が子供の横で寝るようにしました。
また、オーストラリアではベビーベッドの中にぬいぐるみや枕、掛け布団などを入れることも勧められていません。
赤ちゃんが眠っている時に顔がカバーされてしまう危険性を取り除くためです。
ブランケットを使う場合は、ブランケットの両端をマットレスの下にしっかりと挟み込むようにするのが一般的。
ブランケットを使う必要がないように、足先までしっかりとカバーされるスリーピングバッグを使うママも多いです。

睡眠のリズムを整えるためにできること
赤ちゃんが自分の部屋で一人で寝るのが一般的なオーストラリア。
そのため、私の目標は「赤ちゃんに一人で寝ることを教える」ということでした。
赤ちゃんの睡眠のリズムを整えるために実践したのは、以下の三つのポイントになります。
- 生活のリズムを整える
- ベッドルームの環境を整える
- 就寝前の習慣を作る
では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
生活のリズムを整える
- 昼夜の区別がつくように、朝起きたら窓際で日光浴をさせる。
- 朝は遅くても八時までには起こす。
- 毎日同じ時間に寝かしつける(お昼寝も夜の就寝時も)。
- 毎日同じ時間にお風呂に入れる(夜の就寝前)。
- 夜眠れるように、お昼寝をさせすぎない。
あまり日中に寝すぎてしまうと夜眠らなくなると聞いたので、二時間半以上寝ている時は起こすようにしていました(体調が悪いときは別)。
ベッドルームの環境を整える
- 部屋を適温に保つ。
- 部屋はできる限り暗くする。
天窓があるので、ダンボールで塞ぎました。
普通の窓であれば、遮光性の高いカーテンを使うといいと思います。 - ベッドルームにライトがついていたり、音の鳴るおもちゃは置かない。
出産祝いでメリーをいただいたのですが、赤ちゃんの気が散って逆効果だと感じたので、寝かしつけには使用しませんでした。 - スマートフォンを使わない。
就寝前の習慣を作る
毎日同じステップで寝る準備をすることで、「お休みの時間がやってきた」と伝えるように心がけました。
- 夜の就寝時間の少し前にお風呂に入れて、眠りにつきやすくする。
- スワドルアップ
を着せる。
「これを着たらお休みの時間だよ」と伝わるように、お昼寝も夜の就寝時も着せていました。 - 寝室ではない場所で、就寝前のミルクをあげる。
授乳しながらでないと眠れないという癖がつかないよう、リビングでミルクをあげてからベッドルームで寝かしつけました。 - 絵本を読む。
小さい時は読んだり読まなかったりしていましたが、一歳くらいからお気に入りの絵本を毎晩読むようになりました。 - お昼寝も夜の就寝時も同じ部屋のベビーベッドで寝かせる。
「ここに来たらお休みの時間だよ」と伝わるように、お昼寝も夜の就寝時も同じ場所で寝かせるようにしました。
寝かしつけ方
寝返りをするようになるまでは、赤ちゃんをベビーベッドの上で横向きにして、手で体を押さえながらお尻をトントンとして寝かしつけ。
そして、眠ったら仰向けにするようにしていました。乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐためです。
寝返りをするようになってからは、自分の好きな体勢で寝かせていたので、その時に応じて、お腹や背中をさすったり、お尻をトントンしながら寝かしつけていました。
また、寝かしつける時はホワイトノイズを流すようにしていました。
ホワイトノイズとは様々な周波数の音を含んでいる、テレビの砂嵐のような音のことです。
物音に敏感な赤ちゃんにおすすめと聞き、波の音や川の流れる音、雨の音などを使っていました。
これだけですっと寝てくれることもあり、「やったー!」と喜んだ日もあれば、寝かせようとすればするほど泣く声が大きくなっていくなんて日も。
でも、赤ちゃんの習慣になるように、できる限り毎回同じ方法で寝かしつけるように心がけました。
一度眠っても途中で起きてしまったという時は、「お休みの時間だよ。」と声をかけながら、もう一度お尻をトントンするという感じです。
ホワイトノイズがダメな時は、「シーッ、シーッ」と赤ちゃんの耳元で囁いていたこともあります。
何をしてもダメだけど、明らかに疲れていて眠そうな時は、抱っこ紐に入れて家の周りを散歩してお昼寝をさせていました。
ベビーベットでは寝なくても、抱っこ紐の中で揺られると気持ちよさそうにすやすやと眠っていたものです。
最後に
子育てをして学んだのは、赤ちゃんは「疲れていないと寝てくれない」だけでなく、「疲れすぎていても寝てくれない」ということ。
とても難しく微妙なバランスですよね。
そして、成長とともに効果的な寝かしつけ方法もどんどん変わっていくということ。
我が子は七ヶ月頃からまとまって寝てくれることが増えましたが、一歳になる直前から数ヶ月間、再び夜中に何度も起きるようになった時期がありました。
変化をしっかりと感じるまでには数ヶ月かかりました。
でも、赤ちゃんの「生活リズム」と「ベッドルームの環境」を整えてあげると「睡眠のリズム」が少しずつ整ってくることを実感しました。
長い道のりに感じるかもしれませんが、シンプルなことを変えるだけでも変化を感じられることもあります。
私自身、最初はお昼寝を暗い部屋でさせるという発想がなかったので、友人から聞いて試してみた時に寝かしつけが少し楽になり、驚いたことを覚えています。
赤ちゃんもママもぐっすりと眠ることができる日が増え、少しでも多くのママの心に余裕が生まれることを願っています。
最後までありがとうございました。
この記事が「役立ったよ」という方は応援クリックお願いします!