オーストラリアのスキンケアやコスメブランドに興味があるけれど、
『どのブランドがいいのかな』
『高そうだけど、安くて気軽に試せるブランドはあるかな』
と思ったことはありませんか?
実は、ナチュラル志向でオーガニックブランドの多いオーストラリアでは、リーズナブルな価格で購入できる、質の良いナチュラルスキンケア・コスメブランドが多く存在します。
私自身、オーストラリアに住み始めてからこれまでの15年間、いろいろなアイテムを試してきました。
この記事では、オーストラリアで購入できるおすすめナチュラルスキンケアとコスメブランド10選をご紹介します。
この記事を読み終えるまでには、自分へのご褒美やプレゼントにぴったりなアイテムが見つかりますよ。
ナチュラルスキンケアといえば「Sukin(スキン)」

2007年にメルボルンで誕生した100%ビーガンスキンケアブランドSukin。
肌や動物、環境に優しいだけでなく、お財布にも優しいのが人気の理由!
フェイスケア以外にも、ボディケアやヘアケア、メンズラインのアイテムも充実しています。
私がSukinに出会ったのは留学生の時。ナチュラルスキンケアなのにお手頃な値段というところに惹かれて試したことがきっかけでした。
それ以来、数種類のアイテムを愛用していますが、特に気に入っているのは泥パックのような質感のFacial Masque(クレイマスク)。
洗顔後に顔に塗って15分ほどしてからぬるま湯で流すと、肌がマシュマロのように柔らかくなりますよ。


余分なものが入っていないということもあり、シャンプーやトナー(化粧水)、デオドラントなどはさらっとした軽い使い心地。
オーストラリアのナチュラルスキンケアブランドを初めて試す人にはお勧めのブランドです。
Priceline(プライスライン)やChemist Warehouse(ケミスト・ウェアハウス)のようなドラッグストアだけでなく、Coles(コールス)のようなスーパーマーケットでも購入可能です。
緑野菜の栄養を配合したデトックス・クレイマスクは日本からも購入できますよ。
黄金のオイル「The Jojoba Company(ザ・ホホバ・カンパニー)」

2008年にニューサウスウェールズ州のイエンダで父と娘が立ち上げたオーガニックスキンケアブランドThe Jojoba Company。
家族経営農場で無農薬栽培されたホホバの種子を「コールドプレス製法」で抽出して得られる黄金色のオイルを使用したスキンケア製品を展開しています。
フェイスケアだけでなく、ボディケアやベビーラインのアイテムも揃っています。
人気商品は100%ナチュラルで高品質のAustralian Jojoba(オーストラリアン・ホホバ)。
ホホバは抗酸化物質や脂肪酸、ビタミンA・D・Eに溢れ、栄養豊富。
健康な肌の人の皮脂と同じ分子構造を持つため、天然の活性成分が肌の奥深くまで浸透しやすいのだそう。
敏感肌や乾燥肌、ニキビ、小ジワに効果が期待できるとのこと。
お風呂上がりにマッサージをしながらつけると、リッラクスでき、体だけでなく心も癒されますよ。すっーと肌になじんで潤いを与えてくれる、万能オイルです。
さらっとしたつけ心地なのでオイルが苦手な方も使いやすいと思います。
ボトルも可愛くてプレゼントに最適です。
Pricelineのようなドラッグストアで購入可能です。
黄金色のオーストラリアン・ホホバオイルは日本からも購入できますよ。
ナチュラルスキンケア&ヘアケア「A’kin(エイキン)」

1994年にオーストラリアでヘアケアブランドのAl’chemyとして誕生。
その後、2002年にスキンケアのA’kinが加わり、現在はヘアケアとスキンケア共にA’kinのブランド名で製品を展開しています。
植物化学者が創設者ということもあり、植物エキスが豊富なアイテムが充実。
ラベンダーや薬草のいい香りがする、洗い流さないトリートメントは、つけた瞬間から毛先がしっとりと潤い、髪の収まりが良くなります。
髪質によって選べるヘアケアアイテムは、いろいろな香りがあるので選ぶのが楽しくなりますよ。
PricelineやChemist Warehouseのようなドラッグストアで購入可能です。
赤ちゃんの肌にも安心「Four Cow Farm(フォー・カウ・ファーム)」

クイーンズランド州の南東にあるブラックオール山脈で生まれた、オーガニックスキンケアブランドFour Cow Farm。
母であり、祖母でもある助産師さんが、自分の孫たちのためにできる限り自然なクリームを作ったのが始まりだそう。
家族経営で現在もおばあさんの手作りレシピを使って作られている全ての商品。
高品質の自然素材にこだわり、香料や化学物質、人工添加物は一切使用していないとのこと。
私がFour Cow Farmに出会ったのは、我が子が四ヶ月を迎えた頃にアトピー性皮膚炎の症状が出た時でした。
病院で処方されたクリームを使っても症状が良くならず、薬ではなく自然なクリームでいいものはないかとリサーチをしている時にカレンデュラ(キンセイカ)のバームを発見。
思い切って購入してみたのがきっかけでした。使用してしばらくしてアトピー性皮膚炎の症状は落ち着き、現在も愛用しています。
Four Cow Farmでは、赤ちゃん向けの製品だけでなく、家族向けや妊婦さん向けのアイテムも充実しています。
家族経営のスキンケアブランドなので大手のドラッグストアでは手に入らないのですが、提携しているお店では購入可能。
オンラインでも購入できます。詳細はFour Cow Farmをご覧ください。
ナチュラルスキンケアからコスメまで「Natio(ネイティオ)」

1993年にメルボルンで創設された、家族経営のナチュラルビューティーケアブランドNatio。
植物エキスやエッセンシャルオイルなど質の良い自然素材を使用した、植物ベースのナチュラルスキンケア製品を提供しています。
Natioの魅力は、フェイスケアだけでなくボディケアやヘアケア、メイクアップ、メンズラインと充実したアイテムがリーズナブルな価格で手に入るところ。
スキンケアだけでなく、お手軽にオーストラリアのナチュラルコスメも試したいという人にぴったりのブランドです。
私が愛用しているコンシーラーにはザクロとカカドゥプラム、リップバームにはビタミンEとアロエベラが使用されています。
他にも、小さくて可愛い色のリップグロスやマニキュア、ボディスクラブ、バスソルトなどいろいろなアイテムを扱っているので、見ているだけで楽しくなりますよ。
PricelineやChemist Warehouseのようなドラッグストアで購入可能です。
ミネラルメイクアップといえば「nude by nature(ヌード・バイ・ネイチャー)」

2008年にシドニーで生まれたコスメブランドnude by nature。オーストラリアのNo.1ミネラルメイクアップブランドです。
100%自然素材から作られ、化学品や合成成分、保存料を使用しない「肌に優しいメイクアップ」。
天然のビタミンCが豊富なカカドゥプラムやアンチエイジングに効果のあるリリピリなど、オーストラリアのネイティブ素材を使用しているのが特徴です。
私が愛用しているBBクリームは、軽いつけ心地。カバー力はあまりありませんが、ナチュラルで潤った感じに仕上がります。
ビューティーアワードを受賞するくらいオーストラリアで大人気のブランドです。
PricelineやChemist Warehouseのようなドラッグストアで購入可能です。
オーストラリアのお土産にぴったりな定番スキンケアアイテム
ここでは、オーストラリアの家庭に必ず常備されていると言っても過言ではない定番のアイテムをご紹介します。
Lucas’ Pawpaw Remedies (ルーカス・ポーポー・レメディーズ)

クイーンズランド州、ブリスベンで100年以上続く家族経営のブランドLucas’ Pawpaw Remedies。
大人気のLucas Pawpaw Ointment(ルーカス・ポーポー・オイントメント)は、植物学と医学に情熱を注いだスコットランド出身のルーカス博士が開発したオリジナル製法に基づいて作られています。
いろいろなブランドのポーポークリームがありますが、このブランドのものがオリジナル。
コンパクトなサイズで、ハンドバッグに入れてリップクリームとして持ち歩くオージーが多いですよ。
リップクリーム以外にも、軽い火傷や日焼け後のケア、切り傷、トゲ、ひび割れ、虫刺され、オムツかぶれなど、赤ちゃんから大人まで家族みんなが使える天然発酵パパイヤ配合の万能軟膏クリームです。
PricelineやChemist WarehouseのようなドラッグストアやColesやWoolworthsのようなスーパーマーケットでも購入可能です。
万能軟膏クリーム、ルーカス・ポーポー・オイントメントは日本からも購入できますよ。
Thursday Plantation(サーズデイ・プランテーション)

40年近く続くニューサウスウェールズ州のバリナのヘルスケアブランドThursday Plantation。
ボディケアやフェイスケア、フットケア、ヘアケア、マウスケアと充実したアイテムを取り扱っています。
その中でも特に有名なのは、オーストラリアに自生するティーツリーの葉から抽出された、100%ピュアでナチュラルなティーツリーオイル。
ティーツリーオイルは先住民のアボリジニが昔から使用する自然の万能薬。
様々な効能があり、軽い切り傷や火傷、ニキビ、虫刺され、水虫などに使うことができます。
また、殺菌や消毒、消臭作用があるので、スキンケアだけでなく部屋の除菌やお掃除にも使えて便利。
風邪を引いて鼻づまりが辛い時に、「ボウルにお湯を張ってオイルを一、二滴垂らし、頭から大きめのタオルをかぶって目を閉じて蒸気を吸い込むように深呼吸をする」という使い方もできます。
PricelineやChemist Warehouseのようなドラッグストアで購入可能です。
人気のティーツリーオイルは日本からも購入できますよ。
オーストラリアのお隣「ニュージーランド」のスキンケアブランド
オーストラリアのご近所ニュージーランドのブランドですが、高品質のアイテムなのでお勧めです。
Trilogy(トリロジー)

2002年にオーストラリア出身の姉妹によって創設された、ニュージーランドのナチュラルスキンケアブランドTrilogy。オーストラリアでも人気のブランドです。
特にオーガニックのローズヒップオイルは、美容雑誌で賞を受賞している人気商品。
栄養素を壊さずに抽出する「コールドプレス製法」を用いて作られています。
オーガニックのローズヒップの種子から抽出されたオイルは体内では生成されない必須脂肪酸を80%以上含み、肌を回復・活性化させる効果があるそうです。
顔だけでなく全身に使うことができ、傷跡やストレッチマークの予防・改善、シワ対策などのアンチエイジングに効果が期待できます。
ローズヒップ独特の香りがしますが、朝と夜、数滴を顔やデコルテになじませるようにして使用すると、さらっと肌に浸透してなじみますよ。
私自身、使い続けることで、肌にハリや弾力、ツヤが戻ってくることを実感しました。
PricelineやChemist Warehouseのようなドラッグストアで購入可能です。
オーガニックのローズヒップオイルは日本からも購入が可能です。
Sven’s Island(スベンズ・アイランド)

大自然に囲まれたニュージーランドの離島・グレートバリア島で1985年に生まれたスキンケアブランドSven’s Island。「全ての素材は植物から」というのがこだわり。
フェイスケアやボディケア、ベビーケアアイテムを展開しています。
オーガニックのマヌカの葉から抽出されたオイルやマシュマロルートから作られているMiracle Manuka(ミラクルマヌカ)が人気商品。100%ナチュラルで全身に使える軟膏クリームです。
ニュージーランド先住民のマオリ族によって薬のようにして使われてきたマヌカの木。
マヌカオイルには抗菌・抗ウイルス作用があり、さまざまな皮膚のトラブルを落ち着かせて、修復する効果があるとのことです。
Miracle Manukaのクリームは、肌の乾燥やかゆみや炎症、擦り傷、軽い切り傷、火傷に効果が期待できるそう。
赤ちゃんの肌にも使えるクリームを探しているときに出会い、それ以来愛用しています。優しいハーブの香りのする、使い心地のいいクリームです。
Mr. Vitaminsのようなオーガニック製品を扱うヘルスストアで購入が可能です。
ローズヒップオイルとホホバオイルはどっちがいい?
「ローズヒップオイルとホホバオイル、どっちがいいのかな?」と迷う人もいるかもしれません。
どちらも、100%オーガニック・ナチュラルのオイルなので、好みや目的によるところが大きいかと思います。
ローズヒップオイルは濃い黄色に近い色で、少し重い感じのオイルになります。私はあまり気にならないのですが、独特の香りがするので、もしかしたら苦手という人もいるかもしれません。

必須脂肪酸を多く含んでいるので特にアンチエイジングの効果を求める人にオススメです。また、ストレッチマークの予防や改善、傷跡の改善にもいいですよ。
ホホバオイルは強い香りはなく、透き通った黄金色で軽めのオイルです。

すべてのスキンタイプに使用できますが、特に敏感肌や乾燥肌の方にオススメです。また、日焼け後のケアにもいいですよ。
私はというと、以前はローズヒップオイルをメインに使用していたのですが、ホホバオイルを試しに使ってみた時に肌への浸透力の強さを感じてからは、
- 顔やデコルテにはホホバオイル
- 体の乾燥や傷跡にはローズヒップ
というように使い分けるようになりました。ぜひ参考にしていただければと思います。
最後に
ご紹介してきたように、オーストラリアには高品質でリーズナブルな価格のナチュラルスキンケア・コスメブランドが数多くあります。
- Skin(スキン)
- The Jojoba Company(ザ・ホホバ・カンパニー)
- A’kin(エイキン)
- Four Cow Farm(フォー・カウ・ファーム)
- Natio(ネイティオ)
- Nude By Nature(ヌード・バイ・ネーチャー)
- Lucas’ Papaw Remedies(ルーカスポーポーレメディーズ)
- Thursday Plantation(サーズデイ・プランテーション)
- Trilogy(トリロジー)
- Sven’s Island(スベンズ・アイランド)
お肌につけるものなので、使う素材にこだわったブランドが多いのは安心。
また、動物や環境そしてお財布にも優しいのは嬉しいですよね。
今回紹介したブランドの商品の多くは、オーストラリアのドッラグストアやスーパーマーケットなどで気軽に購入することができ、お土産やプレゼントにも最適です。
この機会に、オーストラリアのオーガニックなライフスタイルから生まれたスキンケア・コスメブランドを試してみませんか?

最後までありがとうございました。
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